今年も大学入学共通テストが行われましたね。昨年は数学が平均38点!と非常に難しかったですが、今年はだいぶ解きやすくなったようです。その代わり生物が難化したようで、図表や実験の説明など、処理すべき情報量が多い印象でした。
さて、千葉県の公立高校入試もあと35日(5週間!)に迫ってきました。
中3生たちは焦りが募る時期だと思いますが、気になることがいっぱいあって「何を勉強しよう!」となる生徒が多い時期でもあります。
今回は、数学に絞って「ここを勉強しよう!」という優先順位を紹介します。
1.計算問題(最優先)
昨年から配点が減ったとはいえ、まだ20点分近くあります。
上位校を目指す生徒でも、ここでミスをすると致命傷になりますので、「100%全問正解する」自信をつけましょう。
計算分野の実戦問題集や、各県の過去問の大問1など、いろんな単元がごちゃまぜになった形式で練習するといいでしょう。
2.資料の整理・データの比較
5年ほど前から毎回出題されている分野で、更に昨年からは新たな内容も追加されています。
この単元は、難しいと言うよりは「知っていなければ解けない」分野ですので、用語の意味をまず確実におさえておきましょう。
3.作図
昨年から配点も6点に上がり、またここ3~4年はかなり解きやすい問題に変わってきています。
「垂直二等分線」と「角の二等分線」を、どのような問題の時に使うのかがポイントです。
・2点から等しい距離 → 垂直二等分線
・2辺から等しい距離 → 角の二等分線
と使い分けるのがポイントです。
4.関数の基礎
関数は難しいイメージがありますが、(1)の問題は毎年正解率が70%程度の解きやすい問題です。
座標を求める、式を求める、交点を求める、などの基本を参考書を使って復習した上で、
こちらも各県の過去問などで、関数の大問の(1)だけ解いていく、など実際の問題文の中で基本を使いこなせるように練習しましょう。
気になる問題・単元はたくさんあると思いますが、そのすべてを対策することは難しいですし、テスト本番で100点満点を取る必要もありません。
一つひとつ、「このパターンが出たら解ける」と自信を持てるものを増やしていきましょう!