そろそろ中学校の定期テストも終わり、今年の総まとめと新学年の準備の期間に入ります。
塾としては春期講習の時期ですが、今年の三和は
「私立高校受験に向けた準備をしよう!」
が目標です。
なぜかというと…
併願推薦の募集を停止する私立高校が増え、「オール4以上の内申点」か「推薦ではなく一般受験」が必要になってきているからです。
参考:どうなる千葉経済附属!?千葉県私立高校 出願状況の変化
内申点は中3の前期のものですので、「部活が終わった夏休みに頑張る!」では間に合いません。
また、私立入試は1/17周辺と公立高校入試よりも1か月ほど早いため、中3の予習もその分早めに終わらせておかなければなりません。
更に、そもそもの「問題が難しい」という点があります。
例えば数学で言うと、公立高校入試と、某私立高校入試(偏差値40台中盤)の問題を比べてみましょう。
●2023年度公立高校入試
●2021年度 某私立高校(偏差値40代後半)
同じ単元の問題でも、難易度がかなり違って見えませんか?
使う知識は同じでも、より複雑で、長い計算が出されるのが私立入試の特徴です。
入試直前になって「なんとか計算ができるようになった!」という生徒にとっては、かなり正解するのが難しい問題になると思います。つまり、早い段階、具体的には中学3年生になる前に、複雑な数字の計算にも耐えられるような実力・計算力をつけておくことが必要になります。
英語に関しても同様です。私立の英語は、
・使われている単語、熟語が難しい
・長文が長い、問題文も英語になっている
ので、こちらも早いうちに単語・熟語の知識と、長文を読みこなすトレーニングが必要になります。
しかも、もちろん文法が不要なわけではなく、「文法は一通りできるのが大前提」になります。中1~2までの文法事項も、中3になる前には一通り押さえておく必要があります。
つまり!今年の塾の先生はかなり焦っています。
「中3になる前にこれだけの力をつけなければ!」
→「春期講習でしっかり復習をして、実力をつけなければ!!」
ということで、今年の三和の春期講習は「受験の準備」と銘打っています。
もちろん、日々の授業や定期テストにしっかり取り組むのが一番大切ですが、頭の隅に受験の意識を置いておきたいですね。