5月に、下のような記事を書きました。
6月に入って徐々に登校が始まったので、生徒に学校の様子を教えてもらっています。
学校によって対応は違うようですが、以下のようなことが起こりました。
・中2の最後の単元は飛ばして、中3から授業が始まっている(T中学 理科)
・4~5月の課題で授業が終わったことにして、その範囲の課題テストを6月に実施する(C高校)
学校としても苦しい中での対応だとは思いますが、生徒からすると大変です。
「飛ばした範囲も来年の高校入試の範囲だけど、いつやるの?」
「大事な学年始めの単元が、授業なしで進んでしまってわからない。この先授業についていけなくなりそう」
先日、文部科学省からもこんな発表がありました。
「授業を協働学習など学校でしかできない学習活動に重点化し、限られた授業時数の中で効果的に指導。個人でも実施可能な学習活動等は授業以外の場で実施。」
「学校が課した家庭学習を授業と同様に評価することで、授業時間の減少分を補う」
高校生ですら、学校課題が家でできなくて塾に自習に来る生徒が多くいます。中学生はいわずもがなです。子どもたちには、ただ「課題を出す」こと以外のサポートが必要なはずです。保護者の方も今回の事態で大変な苦労をされている中、家庭で十分な時間を取るのが難しいことも多いでしょう。
民間教育に携わる人間として、できる限り子どもたちの支援をしていきたいと思います。