ゴールデンウィークも終わり、新・高校1年生は初めての定期テストが近づいてきましたね。
昨日も、自習在籍の生徒が学校の教科書を持ってやってきました。理系で大学進学した身としては、高校生の理科の質問がたくさん来るこの時期は密かな楽しみだったりします。
さて、その生徒から昨日聞かれたこと。
「どう勉強していいかわからない」
これ、実は毎年来る質問です。
意外に思われる方も多いかもしれません。1年間の高校受験勉強を経験した子どもたちですから、ある程度自分で勉強する方法は身についている、というイメージがありませんか?
高校の定期テストは何が勝手が違うかと言うと、
「参考書・問題集(ワーク)がない」
ことです。
中学校の頃は、各教科にワークがあり、また塾の教材もあったので「やることに迷う」ことは少なかったかもしれません。
でも、高校に入ると、教科によってはワークがないこともあります。授業で書き込みで使ってしまって、テスト前に解き直しができないことも非常に多いです。やはりテスト勉強は問題演習が大切なので、ここで「やりづらい」と感じます。
更に言うと、わからなかったときに見る「参考書」も必要になってきます。
中学校では、わからないときは教科書を見たり、塾のテキストの解説を見たりすることができました。でも、高校の教科書は、正直に言うと非常にわかりづらいことが多いです。挿絵もなく、書き方も中学校ほど親切ではありません。そこで、わからないときに調べるための「参考書」を自分で用意した方が圧倒的に勉強しやすいです。
大事なことを繰り返します。
高校生は、自分で参考書と問題集を買ってください。
塾の先生が言うのも変ですが、授業を取るのに比べたら安いものです。しかも1冊買ったら1年間使えます。
どれを選ぶか迷う人は、ぜひ教室に相談しに来てください。教室にお勧め参考書コーナーがあるので、まずそこで見てみることができます。一般の書店で売っていない塾専用教材もありますので、塾で購入することもできます。
与えられるものをこなすだけではなく、自分で必要なツールを探して準備する。高校の勉強に限らず大切なことですね。