あっという間に夏期講習も終わり、今週からもう定期テストが始まっています。
中3生は朝の理社特訓から午後の個別授業と大変だったと思いますが、よくやり切ってくれました!
日々の授業の中で着実に力をつけているのは感じられるのですが、気になるのが8月末の模擬試験の結果です。
結果が早く知りたいので毎年塾で採点をしているのですが、今年の結果は…
5教科平均54.5点UP
と、数字として結果を出すことができました!
例年も3~40点ぐらいは上がる傾向ではあるのですが、今年は特に大きな点数UPでした。
ではどこで点数アップしたのか?というと、
まずは理科・社会です。これは例年通りですが、三和では48時間の理社特訓を実施しています。
ここで1・2年生の基礎をしっかり復習することで、学校の定期テストではなく中学校全範囲から出題される模擬試験の得点力を挙げることができます。
今年も理社合計30.7点UPとなりました。ただし、毎年ここで気を抜いて9,10,11月の模擬試験でじわじわ理社が下がっていく生徒が見られるので、今年は理社の復習を継続する仕掛けを準備しています。
また、今年の平均点を押し上げたキモは数学です。数学は12.8点UPとなりました。
千葉県公立入試の問題は、
・大問1の計算の配点が非常に大きいので確実に正解する
・大問2の関数、大問3の図形、それぞれ(1)の基本問題を正解する
ことがポイントになります。
(逆に言えば、これら以外の問題の正解率が低すぎて、解くべき問題とそうでない問題の落差が激しすぎるとも言えます)
このうち計算については、基礎の復習にとどまらず、いろいろな問題が混ざった実戦形式の問題を毎授業実施することで、計算問題は全員ノーミスで正解することができました。
また、苦手とする生徒が多い関数については、今年は優先順位を最高に上げて、①基礎の復習と、②入試問題の(1)のみ を、パターン分けして解説・演習していきました。「まず何をしていいかわからない」状態から、「とりあえず図を書く、情報を書き込む、空所を埋めていく」手順を練習し、今回の模擬試験でも多くの生徒が大問2の関数(1)と(2)、2問正解することができました!
(今まで苦手だったけど、ちょっと関数が楽しくなった、とコメントしてくれた生徒もいました。一番うれしいセリフですね。)
配点が1問5点なので、10点分です。5教科の合計点で10点上がると偏差値1UPと(ざっくり)言われていますので、この2問分だけでかなり大きな影響を持ちます。
もちろん結果の点数だけが重要ではありません。実力はついても点数に繋がらないこともありますし、学力以外の態度などの面の成長もしっかり見ています。
しかし、「この夏は頑張った!」と生徒たち自身が思えるための一つの指標として、点数アップを達成させてあげられたことは素直に嬉しく思います。