中学校でも説明会があったかもしれませんが、来年度公立高校入試の要項が発表されました。
入試要項
休校を踏まえた配慮事項 ※千葉県教育委員会より
大きなポイントは2つ。
① 各学校の配点が決定したこと
② 数学・理科・社会の試験範囲が縮小されたこと
です。順番に見ていきましょう。
まず①ですが、
テスト(500点)
+
内申点(5段階評価)
+
通知表の記載事項(検定、学校活動など)
+
学校が設定する検査(面接、作文など)
で計算されます。テスト以外は学校ごとに配点を決めることができます。
Sもぎの総進図書から出ている資料がイメージがつかみやすく、具体的に各高校の配点が一覧でわかります。
テスト500+内申点135+記載事項35+面接20点、ぐらいが平均的な例になります。
全体的には去年までのしくみとそこまで大きく変わらない印象ですね。ただし学校によっては配点が大きく異なるので、出願の際には考慮したほうがいいでしょう。
次に②ですが、
数学の「標本調査」
理科の「科学技術とエネルギー」
社会の「国際社会」
が試験範囲から除かれます。数学と理科は実はあまり入試に影響のない単元で、うまく設定したな、という印象です。東京のように三平方の定理が削られてしまうと、その先の高校の授業にも影響があるのではないかと心配していましたが、大丈夫そうです。
社会は、国連のしくみや地域主義、環境・エネルギー問題が削れてしまうのはとても残念ですが、仕方ないかな、という感じです。