中1定期テストで点数が取れなかった理由は??

こんにちは!稲毛海岸で24年の個別塾、三和個別学院です。

中学1年生の皆さんは、初めての定期テストを終えてほっと一息!…している人や、点数があまり取れなくてがっかりしている人もいるかもしれません。

定期テストの後は、塾に学習相談や入会相談が増える時期です。

塾に相談に来た生徒本人が、テストで点数が取れなかった理由に挙げるのが

「授業ではわかっていたけどテストでたまたまできなかった」

「応用が分からなかった」

「ミスが多かった」

の3点です。

じゃあ、塾では応用問題をたくさんやって、本番でミスをしないように気を付ければ、次は高得点を狙える!…となりそうですが、実はそうではありません。

ほとんどの場合、生徒の自己分析は残念ながら不正確です。

だって、本当に間違えた原因を分析できているならば、それはほぼ解決しているも同然ですよね??

体調が悪くてお医者さんに行くときと同じです。病院に行って、「自分はこういう症状だから~病にかかっているので、こういう治療をしてください」って話し出す人はいませんよね!?

まずはプロによる診断を受けて、次にその治療・対策に取り掛かるはずです。

勉強も同じで、プロの目から見ると原因は他にあることがほとんどです。

特によくある理由としては…

① 覚えるための反復をしていない

 (聞いてわかっただけで終わらせている、自分の力だけで問題を解くトレーニングをしていない)

② 基礎が完璧ではない

 (スピード・精度が足りない)

③ 考え方、なぜそうなるかを理解していない

 (やり方だけ覚えている)

の3点です。

まず、①の自分で問題を解くトレーニングをしていないと、「わかっているつもり」で止まってしまい、問題を解こうとしたときに実は理解していなかった、ということが起こります。

また、習った直後やヒントを見ながらしか練習していないと、本番で思い出すことができずに不正解になってしまいます。

次に②の基礎が完璧ではないと、基礎を組み合わせて解く応用問題も当然解けなくなってしまいます。

バスケットボールで言えば、ドリブルとシュートの基礎練が完璧ではない人が、いきなり試合で相手をかわしながらドリブルからのシュート!は打てないですよね?

応用問題も、その名の通り基礎を「応用」して解く問題ですので、実は基礎の完璧な理解・習熟が、応用問題を解く近道だったりします。

もちろん基礎の反復は、ミスを減らすことにもつながります。慣れた作業の方がミスが減るのは勉強に限らずどんなことでも同じです。

最後に③は、自分ではとても気づきづらいポイントです。だって、やり方が分かっていればとりあえず解けますからね。

しかし、意味や考え方を理解していないと、「いつ使うのか」「どう利用するのか」がわからなくなってしまいます。

自分の理解の深さは自分では測れないので、先生など他の人の手助けが必要なところです。

ですので、期末テストに向けて、自分で勉強して頑張りたい!という人は、

① 普段から、学校進度に合わせてワークや問題集を解く

② 間違えた問題は、その場で1回、2~3日後にもう1回、など自信がつくまで繰り返す

③ なんでこうなるんだろう?と考えながら解く。解いた後に解説をよく読む。

の3点をやってみてください。

言われれば当たり前のことですが、この当たり前をきちんとできている生徒は実はほとんどいません。

次のテストまであと2か月弱、普段の行動を変えて、結果を変えていきましょう。

あ、自分でやっていてそもそもわかりづらいところがある、学校授業が分からない、質問したい、自分では実行できない!という人は遠慮なく塾や学校、親、友達など、周りの人を頼ってくださいね!

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